「基本情報設定」→「就業規則設定」→「所定時間・残業・深夜設定」
こちらの画面で、所定労働時間、残業時間、深夜時間の設定ができます。
残業時間、深夜時間については給与の割増率を設定でき、こちらは概算給与に反映されます。
このページでは、残業時間の設定方法について説明します。
所定労働時間・深夜時間の設定方法については「所定労働時間/深夜時間を設定する」をご確認ください。
目次
残業時間を設定する
1. 【所属グループ】や【スタッフ種別】ごとに集計方法が異なる場合は、プルダウンで対象を選択し【表示】をクリックします。
※【所属グループ】は、スタッフの所属している【メイングループ】を選択してください。
2. 「残業手当/時間」の項目で、残業時間の計算方法を設定します。
(例)残業設定を1日8時間を超える労働とする場合
3. 設定を保存すると、【既存の設定一覧】から設定の確認・修正ができます。
各設定について
残業時間の設定については、下記をご参照ください。
- 【日計算】
- 【日計算(曜日毎)】
- 【日または週(多い方)】
- 【日または週または月(多い方)】
- 【時刻指定】
- 【週計算】
- 【月計算】
- 【月計算(フレックス)】
- 【年計算】
- 【年計算(フレックス)】
- 【申請】
- 【シフト外労働時間】
- その他の設定項目
【日計算】
1日あたり何時間の労働を超えた部分から残業としてカウントする集計方法です。
裁量労働制・管理監督者の残業時間を集計したくない場合は、下記ヘルプページをご確認ください。
残業を集計しないようにできますか?(裁量労働制/管理監督者)
【日計算(曜日毎)】
日計算の設定ですが、曜日ごとに異なった時間を設定することが可能です。
【日または週(多い方)】
日計算と週計算を同時に行い、
日毎の残業時間を1週間分足したものと、週計算で集計した残業の
【どちらか大きい方】を残業時間として抽出することが可能です。
※【どちらか大きい方】を残業時間として集計するため、日毎の残業時間と週毎の残業時間の両方を集計することはできません。
挙動については、以下ヘルプページをご参照ください。
「日または週(多い方)」「日または週または月(多い方)」の計算方法について
【日または週または月(多い方)】
日計算と週計算と月計算を同時に行い、
日毎の残業時間を1週間分足したものと、週計算で集計した残業と月計算で集計した残業の
【いずれか大きいもの】を残業時間として抽出することが可能です。
※【いずれか大きいもの】を残業時間として集計するため、日毎の残業時間と週毎の残業時間と月での残業時間の全てを集計することはできません。
挙動については、以下ヘルプページをご参照ください。
「日または週(多い方)」「日または週または月(多い方)」の計算方法について
【時刻指定】
こちらも日計算ですが、何時以降から残業として集計するかを設定できます。
日計算・時刻指定での残業設定の場合は、
休日設定で設定している公休日や法休日をすべて残業とすることも可能です。
【週計算】
こちらは週で何時間の労働を超えると残業と設定できます。
月をまたがる週の残業時間は、翌月に計上されます。
週の計算は起算曜日によって異なります。
起算曜日を変更されたい場合、サポート窓口にご連絡ください。
例.1月~2月にまたがる週に労働すると残業計算は以下の通りになります。
1月の残業時間…0時間
2月の残業時間…12時間 (52時間-40時間)
【月計算】
月に何日のシフトが入っていても、
○日までの月であれば月○時間を超えたら残業とする設定です。
【月計算(フレックス)】
1日あたり○時間×所定労働日数(シフトがありかつ平日となっている日数)
を超えた時間を残業とする設定です。
上記設定でシフトが21日だった場合
8時間×21日=168時間
168時間を超えると残業時間として集計されます。
※月計算の場合、出勤簿などで日毎の残業を表示することはできません。
挙動については、以下ヘルプページをご参照ください。
フレックスタイム制の設定・計算方法について
【年計算】
年単位で残業計算をする場合、年に何時間を超える勤務を残業とするかを設定します。
また、年度開始日を設定することが出来ます。
【年計算(フレックス)】
フレックスタイム制での残業計算をする場合に設定します。
1日につき何時間×1年の所定労働日数で計算するかを設定します。
所定労働日数はシフト日数でカウントするため、シフト作成する必要があります。
■年計算・年計算(フレックス)の残業時間抽出・確認
年計算・年計算(フレックス)の残業時間については、『勤務データダウンロード(CSV)』にて、
「年指定」で抽出することで確認できます。
【申請】
承認済の残業時間を残業時間として集計する設定です。
スタッフが残業をしていても、残業申請が承認されていない場合は、残業時間が集計されません。
残業申請が承認されている場合は、【シフト終了時刻~申請時間】が、
残業申請の際に開始時刻も申請している場合は、【残業開始時刻~残業終了時刻】が残業時間として集計されます。
また、承認済の早出残業時間も同様に残業時間として集計されます。
そのため上記設定の場合、
・シフト = 08:00 ~ 17:00
・早出残業申請時刻 = 07:00
・残業申請時刻 = 20:30
07:00 ~ 08:00 の1時間 と 17:00~20:30 の3時間30分 の合計4時間30分が残業時間として集計されます。
集計される時間は、勤務データダウンロードの集計項目【承認済申請残業時間】と同じ値になります。
→【項目一覧】勤務データダウンロード
※深夜時間を設定していても考慮しないため、深夜残業時間を集計することはできません。
【シフト外労働時間】
シフト外労働時間を残業時間とすることができます。
(例)シフトが10:00-19:00で設定されており、実際の打刻が9:30-19:15の場合、
9:30-10:00の30分と、19:00-19:15の15分の、
合計45分がシフト外労働時間となり、かつ残業時間としても集計されます。
「休憩時間中の労働をシフト外労働・残業扱いとする」のチェック項目を表示させる場合、
オプション設定→シフト管理→「休憩時間の管理方法(シフト)」を「時刻で管理」に
設定する必要があります。
※自動休憩設定(シフトパターン および 就業規則設定)が適用されている場合、算出されません。
その他の設定項目
・みなし残業時間
【年計算】【申請】【シフト外労働時間】には、こちらの項目はありません。
みなし残業時間の設定をすると、勤務データダウンロード等で「みなし残業時間」「残業時間(みなし除く)」という項目でデータを出力することができます。
みなし残業時間の設定をした場合も、実残業時間は上記で設定した残業手当/時間の設定に基づき集計されます。
【日または週(多い方)】【週計算】【月計算】【月計算(フレックス)】【年計算】【年計算(フレックス)】【申請】【シフト外労働時間】には、こちらの項目はありません。
休日設定で設定している公休日の労働時間を残業時間とする設定ができます。
・法休
【日または週(多い方)】【週計算】【月計算】【月計算(フレックス)】【年計算】【年計算(フレックス)】【申請】【シフト外労働時間】には、こちらの項目はありません。
休日設定で設定している法休日の労働時間を残業時間とする設定ができます。
休日設定で設定している法休日の労働時間を残業時間としない設定ができます。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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