A. 日替わり時刻を越えて勤務する場合に、出勤打刻を「翌日の労働の出勤打刻」として扱う打刻モードです。
目次
翌日モードの利用方法
翌日モードとは、日替わり時刻を越えて勤務する場合に、出勤時に使う打刻モードのことです。
日替わり時刻前に出勤し、日替わり時刻後に退勤する場合、出勤状態で日替わり時刻を越えた時点でシステムは「退勤打刻をしないまま勤務を終えた」と判断し、前日の労働に対して「打刻漏れ」のエラーを表示します。
そして日替わり時刻を越えたあとに退勤打刻を行うと、「日替わり時刻後の1回目の打刻=出勤打刻」として認識され、正しく労働時間を集計することができません。
このとき、打刻モードを翌日モードに切り替えてから出勤打刻をすることで、「翌日の労働の出勤打刻」として認識させることができます。
そうすると、日替わり時刻を越えても「打刻漏れ」のエラーは発生しません。
退勤時は通常モードで退勤打刻をしてください。
日替わり時刻についてはこちらのヘルプページをご確認ください。
※ 以下の打刻方法では、翌日モードを利用できません。 ・マイページ打刻(PC/モバイル) |
・Windows用アプリでの打刻画面
翌日の「この日付で打刻する」を選択して打刻すると、翌日の勤務として打刻ができます。
設定方法に関しましては、こちらをご確認ください。
・iOS機器用アプリでの打刻画面
<通常画面>
<翌日モードタッチ後の画面>
翌日モードを使用する設定にしている場合、打刻画面右上に赤い翌日モードが表示されます。
翌日モードをタッチしてから打刻すると、「翌日モード」での打刻ができます。
設定方法に関しましては、こちらをご確認ください。
・Pit Touch Pro2(Ver.2.0以降)での打刻画面
設定方法に関しましては、こちらをご確認ください。
・Akerun(アケルン)
ジョブカンは、株式会社Photosynth社が運営する「Akerun入退出管理システム(外部リンク)」とサービス連携をしています。
Akerunによる打刻でも前日モード・翌日モードを利用できます。
詳しくはAkerunのヘルプページ(外部リンク)をご確認ください。
翌日モードの打刻修正方法
「00:00」より前に打刻したい場合、時刻の先頭に半角「*」を付けて打刻修正します。
例1.日替わり時刻「00:00」
7/2の出勤簿に「1日23:00~2日6:00」まで勤務したことを記録したいとする
→7/2の打刻修正ページ、出入詳細等を開き、出勤打刻を「*2300」と入力し打刻修正する。
退勤「6:00」は通常打刻する。または打刻修正で「0600」と入力し打刻修正する。
例2.日替わり時刻「05:00」
7/2の出勤簿に「1日23:00~2日6:00」まで勤務したことを記録したいとする
→7/2の打刻修正ページ、出入詳細等を開き、出勤打刻を「*2300」と入力し打刻修正する。
退勤「6:00」は通常打刻する。または打刻修正で「0600」と入力し打刻修正する。
例3.日替わり時刻「05:00」
7/2の出勤簿に「1日深夜01:00~2日8:00」まで勤務したことを記録したいとする
→7/2の打刻修正ページ、出入詳細等を開き、出勤打刻を「0100」と入力し打刻修正する。
※出勤打刻が「00:00」以降なので「*」は不要です
退勤「8:00」は通常打刻する。または打刻修正で「0800」と入力し打刻修正する。
翌日モードを利用した際の挙動
日替わり時刻「00:00」の場合
暦上7/1~2の「23:00~ 6:00」に勤務した場合以下の通りになります。
※日替わり時刻=ジョブカン上で日付が変わるタイミング
〇 「翌日モード」を使用した場合
打刻 | 打刻モード | ジョブカン上の日時 | 暦上の日時 |
出勤 | 翌日 | 7/2 前日23:00 | 7/1 23:00 |
休憩入り | 通常 | 7/2 02:30 | 7/2 02:30 |
休憩終わり | 通常 | 7/2 03:30 | 7/2 03:30 |
退勤 | 通常 | 7/2 06:00 | 7/2 06:00 |
<正しく打刻できている状態の出勤簿>
2日の出勤簿に、出勤「* 23:00」 退勤「06:00」 と表示されます。
✖「翌日モード」を使用しない場合
打刻 | 打刻モード | ジョブカン上の日時 | 暦上の日時 |
出勤 | 通常 | 7/1 23:00 | 7/1 23:00 |
出勤 | 通常 | 7/2 02:30 | 7/2 02:30 |
休憩入 | 通常 | 7/2 03:30 | 7/2 03:30 |
休憩終わり | 通常 | 7/2 06:00 | 7/2 06:00 |
<正しく打刻できていない状態の出勤簿>
打刻回数が合わないのでエラー表示されます。
1日の出勤簿に、出勤「23:00」 退勤「なし」 退勤打刻なしのエラー
2日の出勤簿に、出勤「02:30」 退勤「03:30」 打刻回数が合わないエラー
日替わり時刻「05:00」の場合
暦上7/2「04:00~10:00」に勤務した場合以下の通りになります。
〇 「翌日モード」を使用した場合
打刻 | 打刻モード | ジョブカン上の日時 | 暦上の日時 |
出勤 | 翌日 | 7/2 04:00 | 7/2 04:00 |
休憩入り | 通常 | 7/2 06:30 | 7/2 06:30 |
休憩終わり | 通常 | 7/2 07:30 | 7/2 07:30 |
退勤 | 通常 | 7/2 10:00 | 7/2 10:00 |
<正しく打刻できている状態の出勤簿>
2日の出勤簿に、出勤「04:00」 退勤「10:00」と表示されます。
✖「翌日モード」を使用しない場合
打刻区分 | 打刻モード | ジョブカン上の日時 | 暦上の日時 |
出勤 | 通常 | 7/1 28:00 | 7/2 04:00 |
出勤 | 通常 | 7/2 06:30 | 7/2 06:30 |
休憩入り | 通常 | 7/2 07:30 | 7/2 07:30 |
休憩終わり | 通常 | 7/2 10:00 | 7/2 10:00 |
<正しく打刻できていない状態の出勤簿>
打刻回数が合わないのでエラー表示されます。
1日の出勤簿に、出勤「28:00」 退勤「なし」 退勤打刻なしのエラー
2日の出勤簿に、出勤「06:30」 退勤「07:30」 打刻回数が合わないエラー
注意事項
翌日モードは日替わり時刻前の打刻を翌日の出勤打刻にできる機能ですが、シフトの開始時刻は日替わり時刻より早い時刻を設定することはできません。
必ず「日替わり時刻以降の時刻」をシフト開始時刻にする必要があります。
日替わり時刻をまたいだシフトを作成したい場合は、例えば「00:00」が日替わり時刻の場合、「20:00~27:00」などと設定し、前日モード(夜勤モード)を利用して打刻してください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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