基本情報設定→オプション設定→項目メニュー:時間計算
勤務データダウンロードや予実管理で打刻場所を指定して概算給与(=人件費)を集計した場合に、
休暇時間から算出された分をメイングループでの集計に含むか、シフトにしたがったグループでの集計に含むかを設定できます。
以下、オプション設定の概要について詳しくご説明します。
関連ヘルプ:
[休暇]を労働時間に加算する
概算給与を計算する
目次
概要
基本情報設定→オプション設定→項目メニュー:時間計算
このオプション設定は、オプション設定「有休を労働時間に加算する」もしくは「[特別休暇]を労働時間に加算する」をONにすることで利用可能になります。
勤務データダウンロード・予実管理で打刻場所ごとに集計する場合、打刻による労働時間から算出された概算給与(=人件費)は打刻場所ごとに出力されます。
しかしながら、休暇時間から算出された概算給与はオプション設定「概算給与・人件費の計算時の休暇時間の加算条件」によって出力されるグループが変化します。
選択項目による変化は以下の表の通りです。
選択項目 | 説明 |
所属グループ全てに加算 |
休暇を取得したスタッフの所属グループ(メイン・サブ)のどれを検索条件「打刻場所」として選択しても、概算給与の集計結果に「休暇時間から算出された金額」を含みます。 |
メイングループに加算 | 休暇を取得したスタッフのメイングループを検索条件「打刻場所」で選択した場合のみ、概算給与の集計結果に「休暇時間から算出された金額」を含みます。 |
シフトのグループに加算 | 休暇日のシフトのグループを検索条件「打刻場所」で選択した場合のみ、概算給与の集計結果に「休暇時間から算出された金額」を含みます。 |
※ 代休・振休については、このオプション設定の影響を受けません。
休暇時間を労働時間に加算する設定にしているとき、代休・振休の休暇時間から算出される概算給与は
「所属グループ全てに加算」と同じ扱いとなります。
具体例
具体例をご紹介します。
例では、以下の前提条件が共通しているものとします。
・スタッフのメイングループ:A、サブグループ:B ・オプション設定「[休暇]を労働時間に加算する」をすべてON |
例1)メイングループに加算
・オプション設定の選択項目「メイングループに加算」
・10/2:有休、10/3:代休
・どの日にもシフトなし
勤務データダウンロード
・打刻場所「A」で集計
・打刻場所「B」で集計
予実管理
・打刻場所「A」で集計
・打刻場所「B」で集計
例2)シフトのグループに加算
・オプション設定の選択項目「シフトのグループに加算」
・10/2:有休、10/3:代休、10/4:有休、10/5:有休
・10/2,10/3にグループAのシフトあり、10/4にグループBのシフトあり、10/5はシフトなし
勤務データダウンロード
・打刻場所「A」で集計
・打刻場所「B」で集計
予実管理
・打刻場所「A」で集計
・打刻場所「B」で集計
注意事項
オプション設定「概算給与・人件費の計算時の休暇時間の加算条件」で影響を受けるのは、
概算給与(人件費)のみです。
休暇時間によって加算された労働時間は、オプション設定の選択に関わらず、
該当スタッフが所属するすべてのグループで集計されます。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
🔍関連ワード
オプション設定、概算給与、人件費、休暇、有給、有休、労働時間