こちらのページでは、就業規則アラート設定の設定例をご紹介します。
例ではオフにしている機能がありますが、必要に応じてオンにしてご利用ください。
就業規則アラート設定については、こちらのヘルプページをご確認ください。
設定例は以下の条件をもとに作成されています。 ・1日の所定労働時間:8時間 36協定(原則) ・1日の所定外労働時間は「5時間」を限度とする。 |
目次
固定労働制
36協定にしたがって、3種類のアラート基準を作成します。
各アラート基準の名称やアラート色は、お好みによってわかりやすいものに設定してください。
36協定(原則上限前)
「36協定(原則上限)」では、「36協定(原則)」よりも厳しい基準でアラートを発出するように設定します。
それによって勤怠状況が36協定の上限に達する前にアラートを受け取ることができるため、
業務量を調節するなどの対策が可能になります。
まずは「36協定(原則)」を作成し、そこから少しアラート基準が厳しくなるように
「36協定(原則上限前)」を作成することをおすすめします。
基本設定
設定する項目 | 入力内容 |
アラート設定名 | 36協定(原則上限前) |
アラート色 | 黄色 |
労働時間
タブ「労働時間」左半分は、アラート発出の基本になる時間数の設定です。
そのため、すべてのアラート基準で時間数・設定を統一することをおすすめします。
設定する項目 | 入力内容 |
1日の設定労働 | 固定時間:8時間 |
1週の設定労働 | 40時間 |
休日労働を設定外労働の計算に含める | 「公休」にチェック |
赤い四角は、「36協定(原則)」よりも厳しい時間数で設定しています。
各社の就業規則にしたがって調節してください。
設定する項目 | 入力内容 |
1日の設定超え労働上限 | 5時間 |
1ヶ月の設定超え労働上限 | 35時間 |
1年間の設定超え労働上限 | 315時間 |
勤務・休務状況
赤い四角は、「36協定(原則)」よりも厳しい日数で設定しています。
「休務オプション設定」では、欠勤、休職、全日休みの休日・休暇、組み合わせ休暇は
すべて「休務日数に考慮:ON」「連休に考慮:ON」に設定しています。
その他の、時間休・割合休は「休務日数に考慮:OFF」「連休に考慮:OFF」に設定しています。
設定する項目 | 入力内容 |
連勤が設定の日数に達した場合に通知する | 12日 |
勤務間インターバル
赤い四角は、「36協定(原則)」よりも厳しい時間数・回数で設定しています。
設定する項目 | 入力内容 |
勤務間のインターバルが設定の時間に達していない場合に通知する | 9時間 |
設定の時間未満はインターバルにしない | 30分 |
月間の勤務間インターバル未達回数アラート | 3回 |
連続勤務時間が設定の時間を超えた場合に通知する | 16時間 |
インターバルがN時間なかった場合に連続勤務とみなす | 1時間 |
勤務予想
「全てのアラートをOFF」
アラートメール設定
デフォルトの件名は「就業規則アラート通知条件を超えました」となっています。
件名「36協定(原則上限前)を超えました」に変更することで、どのアラート基準によって送信された
アラートメールなのかを見分けられます。
36協定(原則)
36協定の原則にしたがったアラート基準を作成します。
このアラート基準によってアラートが発出されるときには、すでに36協定の原則的な上限値に達していることになります。
基本設定
設定する項目 | 入力内容 |
アラート設定名 | 36協定(原則) |
アラート色 | オレンジ色 |
労働時間
タブ「労働時間」左半分は、アラート発出の基本になる時間数の設定です。
そのため、すべてのアラート基準で時間数・設定を統一することをおすすめします。
設定する項目 | 入力内容 |
1日の設定労働 | 固定時間:8時間 |
1週の設定労働 | 40時間 |
休日労働を設定外労働の計算に含める | 「公休」にチェック |
設定する項目 | 入力内容 |
1日の設定超え労働上限 | 5時間 |
1ヶ月の設定超え労働上限 | 45時間 |
1年間の設定超え労働上限 | 360時間 |
勤務・休務状況
「休務オプション設定」では、欠勤、休職、全日休みの休日・休暇、組み合わせ休暇は
すべて「休務日数に考慮:ON」「連休に考慮:ON」に設定しています。
その他の、時間休・割合休は「休務日数に考慮:OFF」「連休に考慮:OFF」に設定しています。
設定する項目 | 入力内容 |
月間の指定した休務合計日数が設定に達していない場合に通知する | 6日 |
指定した期間の平均休務日数が設定に達していない場合に通知する | 2ヶ月平均:6日 |
設定の連休が発生した回数が設定に達していない場合に通知する | 7連休:1回 10連休:1回 |
連勤が設定の日数に達した場合に通知する | 14日 |
勤務間インターバル
設定する項目 | 入力内容 |
勤務間のインターバルが設定の時間に達していない場合に通知する | 11時間 |
設定の時間未満はインターバルにしない | 30分 |
月間の勤務間インターバル未達回数アラート | 5回 |
連続勤務時間が設定の時間を超えた場合に通知する | 20時間 |
インターバルがN時間なかった場合に連続勤務とみなす | 1時間 |
勤務予想
「全てのアラートをOFF」
アラートメール設定
デフォルトの件名は「就業規則アラート通知条件を超えました」となっています。
件名「36協定(原則)を超えました」に変更することで、どのアラート基準によって送信された
アラートメールなのかを見分けられます。
36協定(特別条項)
特別条項によって緩和された数値でアラート基準を作成します。
各数値は規定にしたがって設定してください。
基本設定
設定する項目 | 入力内容 |
アラート設定名 | 36協定(特別条項) |
アラート色 | 赤色 |
労働時間
タブ「労働時間」左半分は、アラート発出の基本になる時間数の設定です。
そのため、すべてのアラート基準で時間数・設定を統一することをおすすめします。
設定する項目 | 入力内容 |
1日の設定労働 | 固定時間:8時間 |
1週の設定労働 | 40時間 |
休日労働を設定外労働の計算に含める | 「公休」にチェック |
設定する項目 | 入力内容 |
1ヶ月の設定超え労働上限 | 80時間(「法定休」にチェック) |
月の設定超え労働上限超過回数 | 4回 |
1年間の設定超え労働上限 | 720時間 |
勤務・休務状況
勤務間インターバル
上記どちらも「OFF」
勤務予想
「全てのアラートをOFF」
アラートメール設定
デフォルトの件名は「就業規則アラート通知条件を超えました」となっています。
件名「36協定(特別条項)を超えました」に変更することで、どのアラート基準によって送信された
アラートメールなのかを見分けられます。
起算日について
アラート設定には「年間通して〇回以内」など1年間の勤怠データを参照して計算するものがあります。
新規作成画面上部の基本設定欄内にある「起算日」は、1年間の始まりとなる日を設定するものです。
・設定完了後、あとから起算日を変更することはできません。
間違えて設定した場合は再度新規作成する必要があります。
・就業規則アラート設定の登録日ではありません。年度の始まりの日を設定してください。
・複数の設定を作成する場合、起算日は統一してください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
🔍関連ワード
就業規則設定、36協定、固定労働時間制、フレックス制