Windows打刻アプリでは、指静脈認証による打刻を行うことができます。
このページでは、Windows打刻アプリと指静脈認証機器の設置方法をご説明します。
この打刻方法では、打刻用のパソコン(Windows OS)を用意する必要があります。
指静脈認証機器のレンタル・購入についてはこちらのヘルプページをご確認ください。
関連ページ:指静脈認証装置 製品ページ(外部リンク)
目次
打刻アプリをインストールする
使用する打刻機器(指静脈認証機器/ICカードリーダー)に関わらず、
使用するWindows打刻アプリは同一です。
しかし、打刻機器によって、打刻アプリ以外にインストールするべきソフトウェアや手順が異なります。
打刻アプリのインストールは以下の手順で行ってください。
1. 管理画面TOPの【アプリ】をクリックする
2. 「Windowsアプリダウンロード」ページの【指静脈】をクリックし、
画面に表示された手順にしたがう
「Windowsアプリダウンロード」ページの【指静脈】をクリックし、
画面に表示された手順にしたがって操作を行ってください。
指静脈認証機器ドライバーについては、次の「指静脈リーダードライバーをインストールする」をご確認ください。
打刻アプリは、使用するPC端末に合ったbit数の方をダウンロードしてください。
【関連ヘルプ】
・.NET Framework 4.8のインストール
指静脈リーダードライバーをインストールする
1. 指静脈認証機器をパソコンに接続する
指静脈認証機器をパソコンのUSB端子に接続します。
2. 管理者ページから指静脈認証機器ドライバーをダウンロードする
【ダウンロード】をクリックすると、「fingerAuthDriver」というファイルがダウンロードされます。
その中から「【H1EUSB】infファイル_電子署名」というフォルダをデスクトップに移動させてください。
※ファイル名は異なる可能性があります。
3. 端末のコントロールパネルを開き、「USBシリアルデバイス(COM3)」を右クリックする
システムとセキュリティ→システム→デバイスマネージャーと進んでください。
ここに「USBシリアルデバイス(COM3)」があるので、右クリックし、
「ドライバーの更新」(もしくは、「ドライバーソフトウェアの更新」)をクリックしてください。
※パソコンによっては「Finger Vein Module/USBシリアルデバイス(COM4)」など、名称が異なる場合があります。
※指静脈認証機器のUSBを挿すと追加される、抜くと消える項目があれば、それが指静脈認証機器を表しています。
4. ドライバーの検索方法を「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」に設定する
「ドライバーの更新」(もしくは、「ドライバーソフトウェアの更新」)をクリックすると、「ドライバーの検索方法」を選択する画面が開きます。
この画面で「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選択します。
5. ドライバーソフトウェアを選択する
【参照】をクリックし、3でデスクトップに移動させたフォルダ「【H1EUSB】infファイル_電子署名」を選択します。
【次へ】をクリックし、先へ進んでください。
6. ソフトウェアをインストールする
【次へ】をクリックすると「このデバイス ソフトウェアをインストールしますか?」と確認画面が表示されるので、【インストール】をクリックします。
インストールが正常に完了した場合、下の画面が表示されます。
打刻アプリにログインする
打刻アプリへのログイン方法は以下の通りとなります。
1. 指静脈認証機器をパソコンに接続する
2.打刻アプリを開く
以下画像がWindows打刻アプリのアイコンです。
デスクトップにあるアプリのアイコンをダブルクリックしてアプリを起動してください。
Windows打刻アプリをまだインストールしていない場合は「打刻アプリをインストールする」を確認し、アプリをインストールしてください。
アプリをインストールしたけれどデスクトップにアプリのアイコンが表示されていない、という場合は、タスクバーの検索欄に「ジョブカン勤怠管理」と入力し、コンピュータ内のアプリを検索してください。
正しくインストール済みであれば、検索結果として打刻アプリが表示されます。
3. アプリを管理する管理者(全権限管理者/グループ管理者)のログイン情報を入力する
勤怠会社ID・管理者ID(=グループ管理者ログインID)・パスワードを入力し、ログインします。
入力するログイン情報は、管理者ページへのログイン情報と同一です。
「ログイン情報を保存する」にチェックを入れることで、次回以降アプリ立ち上げの際に
ログイン情報の入力をはぶくことができます。
指静脈を登録する
指静脈認証で打刻するためには、あらかじめスタッフの指静脈を登録しておく必要があります。
以下の手順にしたがい、指静脈の登録を行ってください。
1. アプリの管理者モードを開く
アプリを立ち上げ、打刻画面が表示されたら、画面左上の【スタッフモード】をクリックしてください。
左下に【管理者モード】ボタンが現れるので、クリックして管理者モードに移動します。
管理者モードに入るにはログインパスワードの入力が再度必要です。
2. 指静脈認証の設定をする
管理者モードの「環境設定」を開き、指静脈認証【利用する】を選択してください。
3. アプリを再起動する
左下の【再起動】をクリックしてアプリを再起動します。
※アプリが再起動されると、指静脈認証機器の上部のランプが緑色に点灯します。
点灯しない場合は「指静脈リーダードライバーをインストールする」を再度行ってください。
4. スタッフ一覧から指静脈を登録するスタッフを選択する
管理者モードの「認証登録/変更」を開くとスタッフ一覧が表示されます。
指静脈を登録したいスタッフの指静脈欄にある【登録】ボタンをクリックしてください。
指静脈の読み込みを行う画面に移動します。
5. 指静脈を読み取る
1スタッフにつき、2本分の指データを登録します。
登録画面が表示されると、1本目の指(人差し指推奨)の読み取りの待機状態になります。
[1本目の読み取り待ちの画像]
指静脈認証機器に1本目の指(人差し指推奨)を差し込んでください。
「1つ目の指の読み取りが完了しました」の画面が表示されるまで、指を動かさず待機してください。
続いて、2本目の指を登録します。
2本目の指(中指推奨)を差し込み、「機器を再設定しています」の画面が表示されるまで指を動かさず
待機してください。
[2本目の読み取り待ちの画像]
[読み取り完了、サーバー登録中の画像]
登録が完了すると、登録したスタッフのスタッフコード・名前が表示されます。
間違いないか確認してください。
最新の指静脈認証機器を使用している場合、登録データの品質を確認することができます。
品質は5が最良、1が最低です。2以下の場合、登録しなおすことを推奨します。
登録完了後、スタッフモードから打刻ができるようになります。
[登録完了の画像]
認証方法とセキュリティレベルについて
認証情報の同期方法・認証方法・セキュリティレベルを設定します。
設定は管理者モードの環境設定で行います。
認証情報の自動同期
指静脈機器に認証情報(指静脈の登録情報)を同期する方法を設定します。
・連動
「スタッフ情報の自動同期間隔」で設定したタイミングで指静脈機器も自動同期を行います。
・時刻指定
指定した時刻に指静脈機器の自動同期を行います。
・なし(手動)
「スタッフ一覧」の【更新する】ボタン押下時および
スタッフモードメニューの【スタッフ情報の同期】ボタン押下時に指静脈機器の同期を行います。
<認証方法とセキュリティレベルについて>に戻る
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認証方法
それぞれの認証方法の違いは下記となります。
1:N
かざした指と登録されている登録済み全スタッフ指のデータを比較し、一致する指のスタッフを判別します。
登録人数が増えると読取に時間が掛かることがあります。
推奨値:100名(200指)まで
1:1
スタッフを選択してから指をかざします。
かざした指静脈と指定したスタッフの登録済みデータを照合し、一致するか判別します。
登録人数が増えてもデータの読取時間はあまり遅くならない認証方法です。
推奨値:1000名(2000指)まで
両方
1:N認証と1:1認証の両方を使用できます。
※利用するスタッフが100名未満の場合は1:Nを、100名以上になる場合は1:1を推奨します。
<認証方法とセキュリティレベルについて>に戻る
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セキュリティレベル
セキュリティレベルは打刻時の撮影データと、登録時の撮影データとの比較をどのくらい厳しく行うかの設定となります。
低くするに従い、より打刻時の撮影データと登録時の撮影データの違いを許容するようになります。
※1:Nの際に中未満、1:1の際に中低未満に設定すると、他人受け入れの可能性が高くなります。
推奨しない設定ですので、お気を付けください。
<認証方法とセキュリティレベルについて>に戻る
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以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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