基本情報設定→オプション設定→項目メニュー:出勤管理
オプション設定「法定休日自動更新を使用する」をONにすると、
起算曜日から数えて7連勤した期間に法定休日が1日も無い場合、7連勤目を自動で法定休日に
変更します。
また、なんらかの理由でこの機能が正しく働かなかったときは「法定休日自動更新エラー一覧」に
エラーを表示します。
このページでは、オプション設定の機能についてご説明します。
目次
法定休日自動更新を使用する
基本情報設定→オプション設定→項目メニュー:出勤管理
このオプション設定をONにすると、起算曜日から数えて7連勤した際、その期間に法定休日が
1日もなければ、7連勤目の休日区分を自動的に法定休日に変更します(=法定休日自動更新)。
法定休日に自動更新されたあとに打刻修正などで7連勤が崩れた場合、自動更新された法定休日は
取り消され、元の休日区分(平日もしくは公休)に戻ります。
また、「法定休日自動更新エラー一覧」が表示されます。
法定休日自動更新エラー一覧には、法定休日自動更新がなんらかの理由で正常に働かなかった場合に
該当のスタッフ名・発生日・エラー理由を表示します。
あわせてオプション設定「法定休日自動更新エラー」をONにすることで、エラー件数を
トップページのアラート一覧に表示できます。
機能が働くタイミング・対象期間
毎日1回、対象期間の勤怠データを確認して判定を行い、条件を満たす日の休日区分を法定休日に変更します。
判定を実行するタイミングは、日替わり時刻を過ぎたあとです。
ジョブカンの負荷状況によって、実行開始・終了時刻は前後します。
また、法定休日自動更新エラー一覧から手動で機能を実行することも可能です。
判定の対象となる期間は先月度・当月度です。
それよりも以前の期間に対して機能を働かせることはできません。
※ オプション設定をONにする前からすでに機能が働く条件を満たしている日に対しては、
オプション設定をONにしたあと、最初の実行タイミングで機能が働きます。
自動更新が働く条件
法定休日自動更新(7連勤目を法定休日に自動で変更する挙動)が働くには以下の条件を
すべて満たす必要があります。
条件 ・起算曜日から数えて7日間の連続勤務をしていること。 |
以下、具体例をご紹介します。
起算曜日:月曜日
緑:平日/公休日、白:自動更新の条件に含まれない日、黄色:自動更新の対象となる日
(1)起算曜日から7連勤かつ法定休日が無い場合
条件を満たしているため、7連勤目の日曜日が法定休日に自動更新されます。
(2)週途中から7連勤かつ法定休日が無い場合
7連勤かつ法定休日が無い状態ではありますが、起算曜日から数えると2日間の連勤となるため、
法定休日の自動更新は働きません。
(3)起算曜日から7連勤、期間中に法定休日がある場合
起算曜日から数えて7連勤ではありますが、期間中に法定休日があるため、
法定休日の自動更新は働きません。
起算曜日:月曜日
緑:平日/公休日、橙:有休、黄色:自動更新の対象となる日
(4)起算曜日から7日間の途中に有休/特別休暇を挟んで勤務した場合
有休と特別休暇は「勤務したもの」とみなされます。
よって条件を満たしたことになり、7連勤目の日曜日が法定休日に自動更新されます。
(5)起算曜日から続けて勤務し、7日間の最後に有休/特別休暇を取得した場合
有休と特別休暇は「勤務したもの」とみなされます。
よって条件を満たしたことになりますが、休暇日は原則平日のため法定休日に変更することは
できません。
この場合、7日目に最も近い勤務日が法定休日に自動更新されます(例は金曜日)。
ただし、7日目に打刻がある場合、エラーとなり自動更新は働きません。
オプション設定「[休暇]を労働時間に加算する」をONにしている場合も同様です。
(6)起算曜日から7日間、続けて有休/特別休暇を取得した場合
有休と特別休暇は「勤務したもの」とみなされます。
よって条件を満たしたことになりますが、休暇日を法定休日に変更することはできないため
エラーとなり、法定休日の自動更新は働きません。
起算曜日:月曜日
緑:平日/公休日、白:自動更新の条件に含まれない日、黄色:自動更新の対象となる日
(7)起算曜日から7日間の途中に振休・代休・休職を挟んで勤務した場合
振休・代休・休職は「勤務したもの」とみなされません。
したがって、条件を満たしていないため、法定休日の自動更新は働きません。
(8)起算曜日から7連勤かつすべて平日/公休日ではあるが、休日区分が変更される前に7連勤目が
締め処理された場合
条件を満たしているため、本来なら法定休日の自動更新が働きます。
しかしながら、機能が働くタイミングより先に該当日が締め処理されていると、
休日区分を変更することができません。
よってエラーとなり、法定休日の自動更新は働きません。
締めを解除し、法定休日自動更新エラー一覧から手動で機能を再実行してください。
(9)起算曜日から7連勤かつすべて平日/公休日ではあるが、最終日の休日区分が
「公休(優先)」の場合
条件を満たしているため、7連勤目の日曜日が法定休日に自動更新されます。
ただし、「公休(優先)」の特徴である「シフトを設定できない」状態は法定休に変わっても
維持されます。
自動更新の有無を確認する
出勤簿(管理者ページ/PCマイページ)、出勤簿一括ダウンロード、勤務データダウンロードでは
項目「法定休日自動更新」を表示できます。
項目「法定休日自動更新」には、法定休日自動更新が働いた日に「自動更新」と表示されます。
これにより、管理者自身で設定した法定休日と、機能によって自動更新された法定休日を
見分けることができます。
・出勤簿(管理者ページ)
出勤管理→出勤簿項目設定
「出勤簿項目設定」から、管理者ページの出勤簿に表示する項目を編集します。
・出勤簿(PCマイページ)
スタッフ管理→マイページ設定→出勤簿項目編集(PCマイページ)
「出勤簿項目編集(PCマイページ)」から、PCマイページの出勤簿に表示する項目を編集します。
モバイルマイページの出勤簿には、項目「法定休日自動更新」を表示することはできません。
・出勤簿一括ダウンロード
出勤管理→データ出力→出勤簿一括ダウンロード
フォーマットを作成・編集し、項目を追加します。
・勤務データダウンロード
出勤管理→データ出力→勤務データダウンロード
フォーマットを作成・編集し、項目を追加します。
集計単位は「1日ずつ」もしくは「両方」を選択してください。
勤務データダウンロードのみ、項目名が「法定休日自動更新有無」になります。
また、自動更新がある日には「1」が表示されます。
他の機能へのアラート表示
休日区分の変更時
この機能によって休日区分が法定休日に変更されたあと、該当日の休日区分を手動で変更しようと
すると、確認画面が表示されます。
【対象画面】
・出退勤編集(PCマイページ)
・未承認出退勤一覧
・シフト作成(承認)
・パレットシフト
・休暇申請一覧(一覧/詳細)
・休日出勤申請一覧(一覧/詳細)
※ 出退勤編集で休日区分を変更するためには、弊社サポート窓口での設定変更が必要です。
ご希望の場合は全権限管理者からお問い合わせください。
※ 休暇申請一覧、休日出勤申請一覧については、自動更新された法定休日に対して振替えが
発生する場合に確認画面が表示されます。
締め処理
締め処理を実行する際、法定休日自動更新を締め処理前に手動で実行するよううながす画面を
表示します。
法定休日自動更新の手動実行は、法定休日自動更新エラー一覧から可能です。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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