休暇・申請管理→休暇管理→有休取得管理
有休取得管理では、スタッフの有休取得状況を閲覧できます。
有休を付与されたスタッフは、付与日数に関わらず有休取得管理のデータが作成されます。
データは一覧で表示され、有休付与の基準日、取得累計日数、残日数などを確認できます。
年休管理簿(年次有給休暇管理簿)も自動で作成され、PDF形式でダウンロード可能です。
このページでは、有休取得管理画面の各機能についてご説明します。
目次
有休取得管理
休暇・申請管理→休暇管理→有休取得管理
有休取得管理では、スタッフの有休取得状況を閲覧できます。
有休を付与されたスタッフは、付与日数に関わらず有休取得管理のデータが作成されます。
データには、有休付与の基準日から1年間の有休取得状況についてまとめられます。
基準日から1年経過後に再度有休を付与された場合、過去のデータとは別に新たなデータが作成されます。
データは一覧で表示され、有休付与の基準日、取得累計日数、残日数などを確認できます。
年休管理簿(年次有給休暇管理簿)も自動で作成され、PDF形式でダウンロード可能です。
ボタン | 説明 |
有休取得自動アラート通知設定 |
有休取得自動アラート通知設定画面に移動します。 詳しくはこちらのヘルプページをご確認ください。 |
有休取得勧奨メール送信履歴一覧 |
有休取得勧奨メールの送信履歴に移動します。 詳しくは「有休取得勧奨メール」をご確認ください。 |
有休取得状況ダウンロード(CSV) |
検索条件に当てはまるデータをCSV形式でダウンロードします。 ・入社日 |
検索条件
検索条件を指定して「表示」ボタンをクリックすることで、条件にあてはまるデータを表示します。
「有休取得状況ダウンロード(CSV)」ボタンからは、検索条件に当てはまるデータをCSV形式で
ダウンロードできます。
検索条件 | 説明 |
所属グループ、スタッフ種別 | スタッフの所属グループ、スタッフ種別で絞り込みます。 |
スタッフ名 | 特定のスタッフ1名を選択して絞り込みます。 |
タグ | スタッフ詳細で設定したタグで絞り込みます。 |
在職・退職 | スタッフの在籍状況で絞り込みます。 |
期間 |
指定した期間内に「基準日」もしくは「要取得期限」が存在するデータを表示します。 ・基準日:有休が付与された日(使用可能開始日) |
要取得状況 |
要取得状況で絞り込みます。 ・要取得対象:年間に付与された有休日数が10日以上のスタッフ ※ オプション設定「有休の年5日取得義務対象者判定で比例付与を考慮する」がONになっている場合、年10日以上付与されているスタッフでも要取得対象外と判定されることがあります。 |
表示数 | 1ページに表示する件数を選択します。 検索条件にあてはまるスタッフの人数が表示数より多い場合、ページは複数にわかれます。 |
並び順 | 検索結果の並び順を選択します。 |
データの見方
有休取得管理のデータの見方をご説明します。
注意事項 ・ひとつのデータに記録される対象期間は、原則として基準日から1年間です。 ・使用可能開始日が未来日付の有休については、開始日を迎えるまでデータは表示されません。 ・要取得期限~要取得日数残の数値は、年間の有休付与日数が10日未満か |
一覧
データは一覧で表示されます。
右端のアイコンをクリックすると、年休管理簿を表示します。
年休管理簿について詳しくはこちらのヘルプページをご確認ください。
項目名 | 説明 |
スタッフコード~スタッフ種別 | 検索実行時点でのスタッフの情報を表示します。 |
基準日までの有休残数 | 基準日時点での有休残日数(繰り越した有休日数)を表示します。 |
基準日 | 年間の有休付与日数が10日未満の場合、最も早い付与日(使用可能開始日)が基準日になります。 年間10日以上の場合は、付与日数の合計が10日に達した日が基準日となります。 |
以下の条件のどちらかを満たした場合、基準日はふたつ表示されます。
|
|
付与累計 |
基準日以降に付与された日数の累計を表示します。 ただし、作成基準にしたがって年休管理簿が複数に分割された場合、新たに作成された年休管理簿の付与日数は含まれません。 |
取得累計 |
基準日以降に有休を取得した日数を表示します。 ただし、最後の有休付与から1年以上新たな付与が無い状態で有休を取得した場合、当該休暇については年休管理簿に表示されず、「取得累計」にもカウントされません。 ※ 未来日付で取得予定の日数については、休暇日以降に表示されます。 |
有休残数 |
基準日以降の有休の残日数を表示します。年休管理簿の集計期間終了時に消滅する日数も含みます。 計算式:(基準日までの有休残数+付与累計)-取得累計=有休残数 ※ 未来日付で取得予定の日数については、休暇日以降に差し引かれます。 |
要取得期限 |
要取得日数を取得すべき期限の最終日です。 |
要取得日数 |
基準日から取得期限日までに取得するべき有休の日数です。 計算式:(基準日~要取得期限の月数)÷12×5=要取得日数 |
取得済み日数 |
要取得日数のうち、すでに取得済みの有休日数を表示します。 対象外となる消化量 |
取得予定日数 | 基準日から取得期限日までに取得予定(申請承認済みかつ休暇日が未来日)の有休日数です。 |
要取得日数残 | 要取得日数のうち、まだ取得されていない日数を表示します。 |
年休管理簿 | アイコンをクリックすると、年休管理簿を表示します。 年休管理簿について詳しくはこちらのヘルプページをご確認ください。 |
前倒し付与について
入社から半年後の法定基準日よりも早く有休の一部もしくは全部を付与することを
ジョブカン勤怠管理では「前倒し付与」と呼びます。
前倒し付与を行う場合、有休取得管理や年休管理簿の記録に影響があります。
1. 前倒しで10日以上一度に付与した場合
前倒し付与が行われた場合、前倒しの付与日を基準日として有休取得管理のデータが作成されます。
また、年間の付与日数が10日以上になることで年5日取得義務対象者となり、要取得状況のデータが
表示されます。
年休管理簿の「付与/取得詳細」に記録される期間は最初の付与日から1年間のため、
前倒しの付与日から1年間となります。
例)
2022/4/1入社の場合、法定基準日は10/1だが前倒しして4/1に10日付与。
その場合、基準日は2022/4/1、要取得期限は2023/3/31、
年休管理簿の「付与/取得詳細」に記録される期間は2022/4/1~2023/3/31となる。
・一覧
・年休管理簿
2. 10日未満の日数ずつ分割で前倒し(合計で10日以上)付与した場合
1年間の付与日数が10日未満のときでも有休取得管理のデータは作成されます。
このとき作成されるデータには年休管理簿も含みます。
ただし、年5日取得義務対象者ではないため、要取得状況のデータは「-」表記となります。
年5日取得義務対象者になる=要取得状況のデータが表示されるのは、付与日数の合計が10日以上に
なった時点です。
その場合、基準日は「付与日数の合計が10日に達した日」となります。
「付与/取得詳細」に記録される期間は延長され、前倒しの付与日から基準日の1年後までとなります。
例)
2022/4/1入社で、4/1に5日、10/1に5日付与。
その場合、基準日は2022/10/1、要取得期限は2023/9/30、
年休管理簿の「付与/取得詳細」に記録される期間は2022/4/1~2023/9/30となる。
・一覧
・年休管理簿
一括アクション
各行の左端にあるボックスにチェックを入れて画面下部のボタンをクリックすることで、
「有休取得勧奨メールの送信」や「年休管理簿のダウンロード」を一括で実行できます。
これらのアクションは、対象となるデータが多い場合、処理に時間がかかることがあります。
ボタン | 説明 |
選択した従業員に有休取得勧奨メールを配信 |
有休取得勧奨メールを送信します。 メールの内容は、有休取得自動アラート通知設定で送信されるものとほぼ同一です。 詳しくは「有休取得勧奨メール」をご確認ください。 |
年次有給休暇管理簿一括ダウンロード |
年休管理簿を一括でダウンロードします。 ファイルの形式はPDFです。圧縮した状態(ZIP)でダウンロードするため、解凍してご利用ください。 |
有休取得勧奨メール
一覧の項目「要取得日数残」に赤字で数字が表示されている状態(=要取得)のとき、該当スタッフへ
有休取得勧奨メールを手動で送信できます。
送信したいスタッフの行にチェックを入れ、画面下部の「選択した従業員に有休取得勧奨メールを配信」
をクリックすることで送信が実行されます。
対象となるスタッフが多い場合、送信完了までに時間がかかることがあります。
※ 判定が「要取得」ではない(=要取得日数残が赤字で表示されていない)スタッフが送信対象に
含まれていても、送信手続きは実行可能です。
ただし、「要取得」ではないスタッフへはメールは送信されません。
関連機能:有休取得自動アラート通知設定
「要取得」判定のまま取得期限が近付いているスタッフとその管理者に、自動で通知メールを送信します。
メール内容
送信対象:判定が「要取得」となるスタッフ本人
件名:有給休暇を取得してください|ジョブカン勤怠管理
有休取得勧奨メール送信履歴一覧
画面右上の「有休取得勧奨メール送信履歴一覧」ボタンから有休取得勧奨メール送信履歴一覧に
移動します。
有休取得勧奨メール送信履歴一覧では、有休取得勧奨メールの送信実行可否を確認できます。
検索条件を選択して「表示」ボタンをクリックすることで、送信履歴を検索・表示します。
項目 | 説明 |
送信日時 | メールの送信を実行した日時を表示します。 |
スタッフコード~スタッフ種別 | 送信先のスタッフ情報を表示します。 |
基準日 | メール送信の対象となったデータの基準日を表示します。 |
送信結果 | メールが送信された場合は「成功」、送信されなかった場合はその理由が表示されます。 |
送信者 | メールの送信を実行したグループ管理者名を表示します。 実行者が全権限管理者の場合は空欄になります。 |
注意事項
・2019年4月1日以前の有休付与に関しては、データは作成されません。
2019年4月1日以降を使用可能開始日として有休が付与された場合に、データが自動作成されます。
・2024年3月27日のリリースにより、年5日取得義務対象外のスタッフについても
年休管理簿を含む有休取得管理のデータが作成される仕様になりました。
リリース日以降に有休を付与することで、データが自動作成されます。
使用可能開始日がリリース日より前の日付でも、自動作成は働きます。
・オプション設定「有休の年5日取得義務対象者判定で比例付与を考慮する」がONになっている場合、
年5日取得義務の対象外と判定されたスタッフについては要取得状況のデータが表示されません。
ジョブカン勤怠管理では週の所定労働時間による判定を行っていないため、
法令上は取得義務対象者となるスタッフが、ジョブカン勤怠管理では対象外と判断されるケースが
あります。
なお、オプション設定をOFFに変更しても、次の付与があるまでデータは作成されません。
・グループ管理者が年休管理簿の確認・更新、有休取得勧奨メールの配信を行なう場合、
グループ管理者設定で権限「有休取得管理」を【更新可能】に設定してください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
🔍関連ワード
有休取得管理 、有休取得状況、有休取得勧奨メール、有休取得、年次有休休暇管理簿、
年次有給休暇管理簿、管理簿、年休管理簿、要取得、再計算